積算単価で一番旨みがある!!と、言われている単価に
“浚渫単価”というのがある
私が知る限りこの“浚渫”という工事は
本当に儲かる工事 なのだ
それは見えない工事・・でもあり、よく見える工事でもある
見えない工事とは、
『役所の積算が紙切れ一枚で騙せる』ことと、
『工事の積算を行う試験工事を操作出来ること』に、ある。
そこは施工業者の利益を追求する努力の賜物だが(苦笑)
それにまんまと騙される役所のアホさ加減が堪らなく役所
の監査能力を施工業者に舐められていると痛感すると同時
に・・・天下り先のことしか考えられないキャリアの無い
所長クラスの人間が公務員として存在していること自体虚
しいと感じるのだ。知ってて黙っていることなど百も承知
だが、上層部もまたキャリア以外の人間は目障りなので(爆)
見て見ぬ振りである・・・。公益通報など言葉だけの制度
であり、結局馬鹿扱いで揉消されてしまうのが現状だ(呆)
それでも施工業者の中に不利益を訴える者もあるが、それ
も役所は基地外扱いで天下った部長クラスと連携して、そ
の人物さえ島流しで飛ばしてしまい、謎のサハリン?とか
囁かれていたりする←これはよく解らないのだが(汗)
そんなこんなで、↑こんな事があればよく見える訳で(笑)
今回はよく見えない部分を書いてみようか、と思う。
自分が知る限りの東京湾内の浚渫工事で、こんなに儲けが
出たのか?と感心したのが一昨年↓発注された
■関東地整/東京湾口航路
落札価格 1,360,000,000
東京湾口航路(浦賀水道航路)浚渫工事
一般競争入札
東亜・東洋・佐伯特定建設工事共同企業体
入札率 2005/06/09 2005/06/28 98.08%
■入札調書
予定価格
(消費税抜き) 1,386,570 千円
調査基準価格
(消費税抜き) 1,149,466 千円
1 件 名
東京湾口航路(浦賀水道航路)浚渫工事
1 所 属 事 務 所
東京湾口航路事務所
1 入 札 日 時
平成17年6月9日 13時20分 (単位:円)
東亜・東洋・佐伯特定建設工事共同企業体
1,360,000,000
みらい・本間・寄神特定建設工事共同企業体
1,430,000,000
若築・大本・大旺特定建設工事共同企業体
1,395,000,000
五洋・国土総合・吉田特定建設工事共同企業体
1,410,000,000
上記金額は入札者が見積もった契約希望金額の
105分の100に相当する金額である。
この工事には相当なカラクリがある
まず浚渫工事が旨い理由のひとつに
“実勢単価” 市場価格 と
“積算単価” に
大きな差が有り過ぎる
のにも関わらず、この工事に置いてはMiracleがある・・・。
何せ、入札前の東亜さんの積算価格を見せて貰うと
1,385,000 千円 であった。役所予定価格は1,386,570 千円
そして、いざ入札となると価格は1,360,000 千円 だ・・・。
?何故・・・? 積算価格が変わったんだ?
理由は、直前に某横浜支店営業●●が何故か
『本工事内訳書』を1,360,000 千円に合わせて作成してきた
って・・ふぅぅん・・・こういうの毎回遣ってんのか?って感じだ
後で聞いた話だが毎回、竣工検査の終わった東京湾口JV現場
工事事務所を閉めずに数年来引き続き工事を入札し請け負って
いるとのことで、某横浜土木部長曰く⇒落札することが前提らしい
それで 落札率98.08%
この工事はこれでは終わらず、良くある利益の倍増を図る
こととなる・・・それは
『設計変更』 という裏技?
いやまだ裏技では無い(苦)が設計変更によって工事価格は
最終的に
“18億” まで膨れた
13億が18億、再度入札などしなくても5億増えたのだ
随意契約で5億ということになる
やはり美味しい話には違いない
美味しいのは
“JointVenture”だから?
いやいや13億の企業体利益は13.2%
18億でも東京湾規定の15%
以前書いた東京湾での浚渫工事では企業体利益の
ボーダーは筆頭施工会社同士で話し合いの末15%と
決まっているので例外なく15%なのだそうだ
それでも積算単価は!非常に高額で契約している
グラブ浚渫工(1)砂質土砂 契約積算単価
“3510円”
しかし、実際の下請け外注単価は驚きの!!
“1250円” で
グラブ浚渫工(2)土丹岩 契約積算単価
“4290円” は
実際の下請け外注単価
“2000円” だ
これで実勢単価に合った積算なのか?
“積算が大間違い!!”?
と、しか言いようがない
そして、この大間違いの↑積算単価が、つぎに続く浚渫工事の
積算単価をも実績として受け継がれていくこととなったおいおい
『誰か何とかしろ!』\(◎o◎)/!
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